WRITERシンセー 吉原正剛
皆さんお久しぶりです。覚えていますか? 株式会社シンセーの吉原です。今回は、このシンセーという会社とその所在地である石川県について少し紹介したいと思います。
この会社はオーエム産業と同じめっき専業者ですが、扱っている製品も生産形態も全く異なります。オーエム産業は電子部品が主で顕微鏡で検査するくらいの小さな製品を数億単位で生産しているので、自動機でめっき条件を常に監視し抜き取り検査によって品質を保証しますが、シンセーでは、工作機械や建設機械の部品を取り扱っており、製品が大きく、数も多くて数百単位で常に数種類の製品を一度にめっきすることもあり、めっき条件もその時々で変えざるを得ません。そのため、作業者はこれまで培った経験を基に製品の顔を見ながら、めっき条件を調整します。まさに職人技といっていいでしょう。そして出来上がった製品は全て作業者の目を通過してお客様に届きます。
このように大きく違う環境に来て早や8か月が過ぎました。最初、赴任したのが2月という最も厳しい真冬で、毎日曇りか雪かという日々で、晴れの国岡山とは正反対でどうなることかと思いましたが、春夏と季節が移り替わるにつれて気候も良くなりとても過し易くなりました。
とくに海が素晴らしく近くに海辺の温泉があるのですが仕事終わりに温泉に浸かった後、海へ出て夕日を眺めると、とても癒されます。
また、家から40分くらいの所に千里浜海岸がありますが、遠浅の海岸が約8kmに渡り続いており、なんと砂浜を車で走れるんです。この前は、バイクのゼロ4レースも行われていました。魚はおいしいし、まだまだ色々いいところがあるので、みなさん一度、石川県にも来てくださいね。
㈱シンセー 吉原正剛(155号:2014年9月)