カメ

WRITER総社工場 富山裕之

カメ

こんにちは。 生産部の富山です。


小さいときに子供に買い与えたおもちゃやプレゼントなどは思い出とともにどこかに消えて(捨てて?)いくのですが、未だに与えたものがしぶとく残っている・・・。


それが「カメ」です。


 

 

思い起こせば10年以上前、家族旅行で行った神戸の山奥の渓流で捕まえた一匹の「カメ」が運命のはじまりでした。

 

 

赤ちゃんガメ甲羅は黄色、目はパチクリと私が子供のころに良く捕まえた「クサガメ」とはまったく異なる非常に印象的なカメであり、子供も「絶対世話をするから!」とせがまれ、家に持ち帰り、飼う事にしました。


そして図鑑やインターネットで調べるうちに「ニホンイシガメ」という名前、日本固有種(世界中で日本にしかいない)、一部の地域では絶滅危惧種であるなど、大変貴重なカメであることがわかりました。


メスの親ガメだったのでひょっとしたら繁殖させられるかも?と私のほうもだんだんはまっていき、 ペット業者に問合せして、一匹のオスを購入し一緒に飼い始めました。


カメ夫婦カメの年間活動サイクル(冬眠~交尾~産卵)を調査し、産卵場所も作り、準備ができた1年後についに産卵~孵化!カメの子供が産まれたのです!

 


子供も家族も大喜びで、子供は世話をしながら作文や自由研究などで我が家のカメを取り上げ、学校で賞をもらうなど、非常に充実した日々が続いていました。


・・・・・・・それから数年・・・・・・・・・


子供はカメに興味がなくなり、毎年産まれる小亀たちにも見向きもしなくなり、いつしか私しか世話をする人がいなくなり、カメは毎年増える一方・・・・・・・。


しかし、同じ部署の福田君に赤ちゃんカメをあげたことをきっかけに「イシガメ」信者となり、私に弟子入りしてくれたおかげで、お互い楽しく情報交換、切磋琢磨しながら現在に至っています。


何年もカメを飼育しているとたいていの病気は治せるようになります。日光浴不足による皮膚病、ビタミンAの不足による目の白濁、カルシウム不足による甲羅の変形・・・、いつのまにか「カメカメマイスター」になっております。


イシガメは人に良く慣れ、大きくなると手からエサを食べるようになります。エサのねだり方も個性があり、水中でおぼれるフリをしてバチャバチャアピールするものやじーっと目をみつめ続けるもの、口をポカーンとあけてエサを入れてくれるのを待つものなど色々います。


このブログをみて「イシガメ」飼って見たい、子供と情操教育として、癒しとして飼って見ようというかたがおられましたら、ご一報を!


完全サポートはもちろん、時期的にラッキーであれば「イシガメの子供」を差し上げます。


最近はにわかペットブームとして安易に動物を購入しては飽きたからと山にすてたり、放逐したりとよくないニュースが飛び交っていますが、飼われる動物にしてみれば主人に命を預けるわけですから大切に最後まで飼ってあげたいものですね。


オーエム機器㈱ 総社工場 富山裕之(第31号)


SHARE:

  • LINEで送る
  • Facebookシェア
  • ツイート