趣味 茨城工場 業務班 尾又敦子

WRITER茨城工場 業務班 尾又敦子

趣味 茨城工場 業務班 尾又敦子

どちらかと言うと、興味のあることは何でも首を突っ込みたい私は、これまでコーラス、ゴスペル、フルートと挑戦はしましたが、上手くなろうとする努力が足りず、どれも長続きしませんでした。


また、会社のハイキングクラブに所属し、富士登山や白馬岳へと身軽に飛び回っていた時期もありましたが、寂しいことですが今は活動を中止しています。


今までで最も長く続きしている趣味は、家の庭先で出来るガーデニングです。次男が中学を卒業して子育てから解放され、時間を持て余すようになった頃に、フラワーパークに薔薇を見に行き、四季咲きのバラを2本買って帰ったのが始まりでした。庭の真ん中に植えたのが、特別な世話もしないのに生育が良く、近所の奥さん達に褒められ気を良くし、バラを育てたくなりました。


 

 

芝生と小屋ホームセンターでアーチを購入、玄関の前に設置し、「羽衣」というつる薔薇を植え付けました。当初主人からは、「アーチなんてみっともない。」と怒られた位、そういうものが一般的でなかった20年近く前の事ですが、今でもその薔薇はとても元気で毎年ピンクの綺麗な花を咲かせてくれています。


もともと我が家は農家で、宅地面積は900坪(田舎なので土地だけは広い)。嫁いでからいつも付きまとっているのは休日の定番メニュー「庭の草取り」です。草取りをやらなければならないなら、楽しい方法はないかと考え、始めたのが薔薇の庭造りです。「薔薇を植えたいから」とお姑さんから1ヶ所畑を貰い、薔薇を数本植えてガーデニングを始めました。土地がいくらでもあるので、ついカタログを見ては気に入ったのを購入し、気がつけば80株の大所帯になっていました。栽培の本を数冊購入し、「バラ会」の講習会に参加し、更には、通信教育で「ローズコンシェルジュ」という資格をとり、十数年間夢中で薔薇を育ててきました。


6月の初めに薔薇は満開の時期を迎えます。何年もやっているので、この時期を待っていてくれる友達もいます。花が咲くのはせいぜい1ヶ月で、あとはまた手入れに追われます。


咲き誇るバラ花の見頃の1ヶ月の間に1日か2日友達を呼んでお茶会をします。私にとってはその日が1年の成果をお披露目する「発表会」で、その日の為に1年間手入れをしているようなものです。 先日「何で、たった1日の為にそんなに手間を掛けているの?」と息子に聞かれました。


「何故?」・・・なぜって、それだけ手間が掛かり、薔薇に働かされているからです。10日に1度の薬剤散布と冬の元肥と剪定、誘引。初夏の花ガラ摘みと、夏の元肥と追肥と、1年中手を休める暇がありません。「忙しくて大変だ!」と仕事に追われながらも、一面に咲いた光景を思い浮かべると、これからもこの趣味はずっと続けて行くだろうな、と思います。合わせて、小屋やデッキ、アーチ、レンガ敷きと、家族で手作りしているので、これからもずっと"いつでも友達を呼べる庭"を目標に、薔薇の庭造りを続けていこうと思います。

 

オーエム機器㈱ 茨城工場 業務班 尾又敦子


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